普段のノートに味付けを!

まもなく「ほぼ日手帳2012」も販売されるということで、
ここでまた手帳本を見ている自分。
書きこむ内容とか、書き方などは、
かなりオリジナルにまとまってきているから、
ここはひとつ「見栄え」か!と、
以下の2冊を読んで(見て?)見ました。


スクラップ帖のつくりかた

スクラップ帖のつくりかた

2005年初版の本です。
完全に読むというよりも、見るモードの本ですが、
一応文字も追いかけてみました。
ノートを自作したりする方法なども記載があり、
小学生などは楽しめる本なのではないかなぁ、と思います。


自分もそういえば小学校の頃には、
こんなふうにノートをたくさん集めたり、
書き込んだりしていた記憶が蘇ります。
ただ、何かをとことん貼る、ということはなかった。
とにかく表紙は、売ってるまま使うのが嫌で、
何らかの絵を書いていた気がします。
そして中身も、文字を延々と書き込んでいたような...


そんなちょっと懐かしい気持ちにさせてくれる
本なのではないでしょうか。
スクラップ、スケジュール、旅の記録など、
幾つかの項目にわけてその記載例のような形で、
イラストたっぷりに出来上がっている本です。


小学3年生の娘に見せてあげたら、
彼女にも何か思うイメージが出来上がるのかも知れません。
著者はおそらく大人の女性をターゲットにして
書かれていると思うのですが、
子供の頃からノートを自由に使う癖をつけておくと、
学校の味気ない板書ノートよりも、
創造力や集中力がつき、
勉強も楽しくなるのではないかなぁ、と
なんとなく思った本でした。


そして、もう1冊も同様に、ノート本。
僕の愛用している「モレスキンノート」の第2段の本が
発売まで秒読みになっているので、
その本を読むまでの助走のような気持ちで読んでいます。


イラストで! 暮らし便利ノートの作りかた (毎日の“気になる”をスクラップしよう)

イラストで! 暮らし便利ノートの作りかた (毎日の“気になる”をスクラップしよう)

こちらは2010年初版の本です。
正直、本のタイトルがなぁ...と思わなくもないですが、
これは編集者さんにしてやられた、という感じ。
全体の感想は、ノートをつけたことがない方向け、かな、と。


基本全部スクラップです。
日々の出来事気になることすべてをメモに書き、
それをノートに時間のある時に貼り込む。
雑誌の切り抜きも、お菓子の包装紙も、
お店の案内地図も、ショップカードも。
そこに、何か一言二言あれば、いい、というもの。


故に、メモする紙、付箋紙にこだわったり、
ペンにこだわったりという文具好きには、
楽しいノート制作の方法ではないでしょうか。
いわゆるライフログ的なものはありません。
著者はメモを箱に入れておいて、
週末にまとめて貼り込む、と記載しています。


そう、毎日、何時でもノートをとるクセのない方は、
こんなふうに楽しくはじめてみれば、いいのかな、
なんていう「初速のためのモチベーションづくり」
ガイドしているような本なのです。


で、手帳もノートもどっぷり使ってる僕がどうしてこの本を
手にしたかという理由なのですが、
その理由は、イラスト、簡単に見えるように書いている
イラストが実は僕を惹きつけました。


おそらく内容を読んで、そのとおりにノートを作っても、
この本のような見栄えはしないはずです。
理由は「イラストがないから」。


おそらくイラストの効果が最大限に活用される、
ノート術のような気がしているのですが、
ここにまるで絵心のない人がチャレンジすると、
おそらく「こんなはずじゃなかった!」と、
嘆くことになるのじゃないかと思います。


なので、この本の利用の仕方は、イラストを丸写しにする!


で、自分のノートや手帳に常に見本として見ながら書きこむのです。
コピーをとって、先にノートに貼っておくのも、
良い方法かと思います。
絵を描くことに慣れれば自分流のイラストが書けるようになる、
そう思える本なのです。
アイコンとしてまとめているページもあるので、
数ページカラーコピーしてノートに貼れば、
見違える程の楽しいノートになると思います。


と、言うわけで、僕的には、そろそろこの手の本は
卒業かなぁ、といった感じです。
ただ、やっぱり、毎年気にしている『ほぼ日公式ガイド』は、ねぇ...。


ほぼ日手帳公式ガイドブック2012 どの日も、どの日も、大切な日。

ほぼ日手帳公式ガイドブック2012 どの日も、どの日も、大切な日。

僕は、ついつい文字ばかりのページになってしまうので、
この本から毎年、カラーコピーしてノートに貼ってます。