お散歩。 

「子供に、何したい?」と聞いてみると、
「自転車乗りたい!」の返事。
まだ、2歳、自分の自転車には乗れない。
ボクと一緒に、走りたい、という訳だ。
ママが「じゃぁ、ママは別の自転車でついてくね」と言えば、
「だめだよ、パパと行くんだから」と宣う。
こんな時間は、パパ冥利につきるな、と思う。
どうやら、彼女の中で「自転車はパパ」と決めているようだ。


1時間ぐらいの、近所の散歩。
タイヤの空気圧も気にかかる。
リアの変速機が調子が悪い、なんてこともあって
自転車屋さんに行ってみるが、相手にされない。
中学生の自転車購入者が次々に来るのだ。
これは「こどもの日」のプレゼントなのだろうか?
家族連れが、多かった。
仕方なく、挨拶だけして帰る。
元々、一見さんのような、僕らだ。
それでも、彼女は何の気にもせず、帰りの道を
歌を歌いながら楽しんでいた。