クラウド仕事術

今、ノマドスタイルの仕事のやり方が、
随分と声だかになっている。
それは14年前、サラリーマン時代、夢に描いていた仕事方法。


結局、通勤時間がやっぱりもったいなくて、
当時マネージャー職だったブライダルの仕事を辞めることにした。
あの頃は、接客という最前線にいたので、
当然ノマド、なんて無理だったのだけど...。


今、自分の会社になって、職種もコンサルティングになって、
実践出来る環境になっている。
で、あるなら、実行しなくては、と
最近のブログにも書いている通りである。


残業ゼロ!  時間と場所に縛られない クラウド仕事術 (アスカビジネス)

残業ゼロ! 時間と場所に縛られない クラウド仕事術 (アスカビジネス)

読んでみた。
この本は初版が2010年4月。
最近の本だが「ノマド」とはいわずに、クラウドワーカー」
表現しているのが、なんとなく新鮮だったりした。


88のTIPSが書かれている。


この類いの本は何冊か読んだ後なので、
ちょっと消化不良気味ではあるけれど、
初心者にはとってもわかりやすいのではないだろうか。
iPhoneとか、iPadなどのガジェット利用は項目としてはないし、
クラウドサービスなどの話も、潔いほど、ない。


Evernoteとか、Dropboxなんて一言も...。
Facebookの話もなく、ブログとツイッター
項目が「あるなぁ」というほどだ。


だから、シンプルでわかりやすい、といえる。


個人的な感想としては、
たった1年半近くで、こんなにも環境が変わっている、
と痛切に感じてしまった、ということ。


去年の5月にiPadが出て、僕の中では
手に入れた時から世界は変わっている。
iPad2も相方に勧めて、家にあり僕はこの期間に、
MacBook Airを手に入れ、メイン使用に変わっている。


この本にも、デジタル化は当然として、
高速化や最新機種への移行は「投資」と考えよ!とある。
僕は既に実践しているわけだ。


そう、だから残念ながら物足りない観が、残ってしまった。
でも2つ、気になった言葉があった。


1. ビジネス書はガンガン読み切って捨てる!
2. 覗き見されたい日記=ブログ、
  ちょっぴり聞かれたいつぶやき=Twitter


今、この2つを実践中。
1ヶ月ほど前から本はどんどん捨てられるようになって来た。
この本でもやっぱり、そう言ってるんだから、と後押しされた気分だ。


クラウドワーカー、ノマドスタイルって何?
と予備知識のない方には、導入としてお勧めの本かな。
ただ、ちょっと情報が古くなっているから、
僕のように図書館で借りる、という方が良いかも。


目次(Amazonに全部書いてありました)
新しい自分を手に入れたい皆さんに


第1章 クラウド仕事術とは?
 1.時代は変化対応型の人材を求めている!
 2.ナレッジワーカーからクラウドワーカーへ
 3.クラウドワーカーの仕事術
 4.とにかくすぐやる圧倒的スピードの秘密!
 5.身軽に誰とでも働く!
 6.仕事をデジタル化する!
 7.クラウド仕事の組織的メリット


第2章 縛られず身軽に動く技術
 8.個人で備品・文具を所有しない!
 9.固定席を持たない!
 10.資料を紙で保管しない!
 11.急な印刷はコンビニを活用!
 12.スケジュール帳を持たない!
 13.身の回りの時計を増やさない!
 14.名刺は保存しない・管理ソフトも不要!
 15.ビジネス書はガンガン読み切って捨てる!
 16.重たいカバンを持たない!
 17.シガラミをもたない!
 18.「記憶」しないで「記録」する!


第3章 仕事の「道具」を選ぶ技術
 19.高速環境には思いきって投資!
 20.汎用ソフトを使いこなす!
 21.持ちものを減らせる携帯電話を選ぶ!
 22.携帯音楽プレーヤーでどこでも集中!
 23.数少ない文具だからこそ厳選する!
 24.ブックスタンドでラクラク資料作成!


第4章 仕事の「場所」を選ぶ技術
 25.集中するには"割り込み"がない場所で!
 26.アイデア出しは"ホッ"とする場所で!
 27.事務仕事は"テンポ"の良い場所で!
 28.濃縮した会議はオフサイトで!
 29.重要な商談は"落ち着いた感"のある場所で!
 30.小規模事業には身軽なレンタルオフィスを!


第5章 ITツールを自在に操る技術
 31.無駄な効果を省いてパソコンを最速化!
 32.よく使うアプリは一発起動!
 33.辞書ツール使用で文字入力が格段に減る!
 34.一歩進んだGoogleの使い方
 35.Googleデスクトップで瞬間検索!
 36.わからないことはQ&Aサイトに聞いてみる!
 37.ショートカットキーでサクッと仕事
 38.フォルダ整理は家系図の法則で!
 39.ファイルネームは一目で中身を説明
 40.デスクトップにファイルは置かない!
 41.新たな資料はめったに作らない!
 42.人に迷惑をかけずに大容量ファイルを扱う!
 43.ソフト画面を一瞬で切り替えて広く使う!
 44.外付モニタでデスクトップを広く使う!
 45.インターネット電話で通話を安く、快適に!
 46.座席を離れずFaxを送受信する!
 47.時にはIT断ちで集中する!


第6章 時間効率を3倍+αにする技術
 48.ゴールから逆算する!
 49.MECEで仕事のモレ・ダブりをなくす!
 50.全てのタスクをメーラーで一元管理!
 51.メールチェックはまとめて1日3回!
 52.外出時のメールは携帯電話でさばく!
 53.ヒラメキは携帯メールで自分宛に!
 54.ニュースもまとめて携帯電話でチェック!
 55.電話の応対録は直接パソコンでメモる!
 56.朝早くから1日を始める!
 57.夜の時間は自分磨きに!
 58.時間作りは身辺整理から!
 59.ITリテラシーを磨く時間を確保する!
 60.雑務はプチアウトソースする!
 61.専門分野に強い仲間を持つ!


第7章 相手を動かすコミュニケーションの技術
 62.多様なコミュニケーションツールを使い分ける!
 63.2種類のメールを書き分ける!
 64.会う前にブログやTwitterを読んでおく!
 65.アポの前後に携帯メールでリマインド!
 66.質問することで相手に好かれる!
 67.メール検索で証拠に基づいた判断を!
 68.説明には数字や事例を用いる!
 69.ブログとTwitterで自分プロモーション!
 70.たとえ話のプロになる!
 71.日常の小さなことから交渉力を鍛える!
 72.ユーモアはロジックを超える!


第8章 昔ながらの会議を次世代化する技術
 73.事前のダンドリが会議の質を決める!
 74.会議の中で資料を完成させていく!
 75.会議の終了時に議事録を共有する!
 76.会議中に出た話題はその場でググる!
 77.画面を自分用と参加者用で使い分ける!
 78.テレビ会議で時空を超越する!


第9章 スベらないプロマネの技術
 79.リスクを見込んで計画を立てる!
 80.進捗と課題が一目でわかるツールを使う!
 81.メッセンジャーを使って細やかな作業確認を行う!
 82.些細な情報でもメールで共有する!
 83.知り得た知見は共有ナレッジ化する!
 84.ドキュメントには「ガイドライン」を挿入しておく!
 85.レポートラインを明確に!
 86.「目的」と「ゴール」を明確にする!
 87.プロジェクトスコープを明らかに!
 88.人を見て仕事を割り振る!


思考のクセから自由になろう!


************ この目次は、そのまま、チェックリストになる!


そう言えば、以前、この本も読んでいます。

クラウドHACKS!  ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル

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iPhone×iPad クリエイティブ仕事術  本当に知りたかった厳選アプリ&クラウド連携テクニック

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本田直之式 ハッピー・ワークスタイル ?秘訣はiPhoneとMacの連携にあり?

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全部、ブログに感想をまとめてない様子。
書き込みブランクの時期だな、あの頃は本読むのに必死だった。(笑
遅れたけど、アウトプットしておきたい!自分の記録として...。


 

普段のノートに味付けを!

まもなく「ほぼ日手帳2012」も販売されるということで、
ここでまた手帳本を見ている自分。
書きこむ内容とか、書き方などは、
かなりオリジナルにまとまってきているから、
ここはひとつ「見栄え」か!と、
以下の2冊を読んで(見て?)見ました。


スクラップ帖のつくりかた

スクラップ帖のつくりかた

2005年初版の本です。
完全に読むというよりも、見るモードの本ですが、
一応文字も追いかけてみました。
ノートを自作したりする方法なども記載があり、
小学生などは楽しめる本なのではないかなぁ、と思います。


自分もそういえば小学校の頃には、
こんなふうにノートをたくさん集めたり、
書き込んだりしていた記憶が蘇ります。
ただ、何かをとことん貼る、ということはなかった。
とにかく表紙は、売ってるまま使うのが嫌で、
何らかの絵を書いていた気がします。
そして中身も、文字を延々と書き込んでいたような...


そんなちょっと懐かしい気持ちにさせてくれる
本なのではないでしょうか。
スクラップ、スケジュール、旅の記録など、
幾つかの項目にわけてその記載例のような形で、
イラストたっぷりに出来上がっている本です。


小学3年生の娘に見せてあげたら、
彼女にも何か思うイメージが出来上がるのかも知れません。
著者はおそらく大人の女性をターゲットにして
書かれていると思うのですが、
子供の頃からノートを自由に使う癖をつけておくと、
学校の味気ない板書ノートよりも、
創造力や集中力がつき、
勉強も楽しくなるのではないかなぁ、と
なんとなく思った本でした。


そして、もう1冊も同様に、ノート本。
僕の愛用している「モレスキンノート」の第2段の本が
発売まで秒読みになっているので、
その本を読むまでの助走のような気持ちで読んでいます。


イラストで! 暮らし便利ノートの作りかた (毎日の“気になる”をスクラップしよう)

イラストで! 暮らし便利ノートの作りかた (毎日の“気になる”をスクラップしよう)

こちらは2010年初版の本です。
正直、本のタイトルがなぁ...と思わなくもないですが、
これは編集者さんにしてやられた、という感じ。
全体の感想は、ノートをつけたことがない方向け、かな、と。


基本全部スクラップです。
日々の出来事気になることすべてをメモに書き、
それをノートに時間のある時に貼り込む。
雑誌の切り抜きも、お菓子の包装紙も、
お店の案内地図も、ショップカードも。
そこに、何か一言二言あれば、いい、というもの。


故に、メモする紙、付箋紙にこだわったり、
ペンにこだわったりという文具好きには、
楽しいノート制作の方法ではないでしょうか。
いわゆるライフログ的なものはありません。
著者はメモを箱に入れておいて、
週末にまとめて貼り込む、と記載しています。


そう、毎日、何時でもノートをとるクセのない方は、
こんなふうに楽しくはじめてみれば、いいのかな、
なんていう「初速のためのモチベーションづくり」
ガイドしているような本なのです。


で、手帳もノートもどっぷり使ってる僕がどうしてこの本を
手にしたかという理由なのですが、
その理由は、イラスト、簡単に見えるように書いている
イラストが実は僕を惹きつけました。


おそらく内容を読んで、そのとおりにノートを作っても、
この本のような見栄えはしないはずです。
理由は「イラストがないから」。


おそらくイラストの効果が最大限に活用される、
ノート術のような気がしているのですが、
ここにまるで絵心のない人がチャレンジすると、
おそらく「こんなはずじゃなかった!」と、
嘆くことになるのじゃないかと思います。


なので、この本の利用の仕方は、イラストを丸写しにする!


で、自分のノートや手帳に常に見本として見ながら書きこむのです。
コピーをとって、先にノートに貼っておくのも、
良い方法かと思います。
絵を描くことに慣れれば自分流のイラストが書けるようになる、
そう思える本なのです。
アイコンとしてまとめているページもあるので、
数ページカラーコピーしてノートに貼れば、
見違える程の楽しいノートになると思います。


と、言うわけで、僕的には、そろそろこの手の本は
卒業かなぁ、といった感じです。
ただ、やっぱり、毎年気にしている『ほぼ日公式ガイド』は、ねぇ...。


ほぼ日手帳公式ガイドブック2012 どの日も、どの日も、大切な日。

ほぼ日手帳公式ガイドブック2012 どの日も、どの日も、大切な日。

僕は、ついつい文字ばかりのページになってしまうので、
この本から毎年、カラーコピーしてノートに貼ってます。


 

他人の手帳は蜜の味

今更的な取り上げ方ですが、最近また考えるところあって、
『図解「超」手帳法』を読んでみました。
監修は野口悠紀雄さんなので、公式です。

図解「超」手帳法

図解「超」手帳法


現在は「超」整理手帳は使っていません。
8年ぐらい前は頻繁に使っていたような、感じです。
当時は、これはなんて良い手帳なんだろう!と
思ってシステムノートから変更、レザーのカバーを作ったほどでした。


で、その僕がどうして今また、この本を読んだのか?


実は昨年からモレスキンのヘビーユーザーになりました。
ちょうど『モレ本』が発売になる前ぐらいです。
モレスキン 「伝説のノート」活用術?記録・発想・個性を刺激する75の使い方
これはいわゆるノート、その使い方をまだ試行錯誤しています。
ここに至る過程にほぼ日手帳も、
トラベラーズノートも使ってきました。


そして、今、あらためて思ったのが、
自分にとっての一番「楽な」使い方は、なんだろう?
ということなんです。


ほぼ日の公式ブックはほぼ見ていますし、
ほぼ日手帳 公式ガイドブック 2011 いっしょにいて、たのしい手帳と。
サイトやブログで誰かの使い方を研究まではいかなくても、
確認しています。


その時「ほーっ!」と思うのですが、
自分の使い方にあっているのか?と問えば、そうでもないのです。


今までにたまった数々の手帳、ノート類。
そろそろ自分自身に決着をつけたくなったのです。
この本は2008年発行の本ですから、新しくはありません。
でも使っている方々の、それぞれの使い方は、
過去の記事であっても自分自身に何かきっかけを与えてくれます。
そう、きっかけがあればいいんです。


今回、僕自身が気になったのは、3点でした。
今までいろんな方法を試してきたので、ダブってることも多く、
そうかぁー、という気づきが3点だった、ということにほかならず、
それは今の時点の僕自身にとってのことで、
おそらく、これを読んでいる人には当てはまらない、
そんな個人的なことなんだと思います。


1)トラベラーズノートをカバーにする
この発想は、実はなくはなかったのですが、
というか利用したことがあるのですが、
なんとこの本ではモレスキンポケットを挟んでいる人がいるのです。
この発想はなかった!
僕はスケジュールシートだけ挟んで使っていました。
当時、まだ MOLESKINE を使ってなかったので、
今のように使うようになっても、気づかなかったのです。
小さな発見ではありますが、1番衝撃を受けた内容です。


ややもすると、専用のカバーに目が行きがちですが、
根本的にスケジュールシートが自分にとってあっている人は、
カバーは本来何でもいいということを示しています。


実際紹介されている方の中には、専用カバーを使わない人もいるし、
スケジュールシートを使わずに、
A4を4つ折りにしたカバーサイズのみを利用している人もいるのです。
これ、もう「超」整理手帳ではありません。(笑
考え方だけを利用しているのですから。
でも「殻を破る」って、こういうことなんだと思うのです。


2)「プラン」と「プログラム」を区別する
計画は、上記の2点に分けてしなくてはいけない、
ということなのですが、いままであまり意識したことがなかったのです。
意識せずに書いていたから、途中で迷うことがあったり、
自分との約束が疎かになったりしてました。


「プラン」は最終的な目的・目標、
「プログラム」はそれを実現するための手段・行動の計画。


手帳はプログラムのための道具として捉えるべき、と。
スケジュールで行動計画を立て、それぞれの日で、
具体的に行動に移す、アクションするということなのです。


これ、目標から逆算して今日、何をするべきなのかを創る、
それと全く同じ事なのですが、言葉として理解し、
自分の中で意識することが大切なんだと思ったのです。
数々のビジネス書に当たり前に書いてある内容なのに、
あの月別になっていないスケジュールシートが、
これをスムーズにさせてくれる気がしているのです。


3)手帳の中身は3点でシンプルに
スケジュールシート、To Do、アイデアメモの3点で、
シンプルに必要なものだけを持つ。


今、僕のカバンは重い。一日、持って歩けない。
これは車で移動する仕事をしてるから、
そうなってしまったし、それでも大丈夫なので、
特に今まで気にとめてもなかったのだけど、
1年ほど前から、ノマドワーキングスタイルに
移行しようとしてるのに、持ってない不安感で修正出来ないままでいる。
まずいなぁ、と思っていること。


でもこの得体のしれない「持ってない不安感」って、
なかなか手ごわくて、手ごわくて。
それでもずいぶん、荷物が実はこの1年で減った。
でも、1日軽く持てるぐらいまでにしたいのです。
手帳はシンプルに3点、これだけで今の僕とぜんぜん違う。
悲しいかな。


この本が出てから後、iPadも出たり、
EvernoteDropboxなどクラウドの環境も変わった。
新しい使い方が生み出されていると思うけれど、
自分らしい使い方の終着点も近くなってると気づきはじめている。
手帳本を数々見てきて、やっと自分らしくなってきた。
時間かかりすぎだけど。


この本も読んでいたよなぁ...。

「超」手帳法 (「超」整理手帳シリーズ)

「超」手帳法 (「超」整理手帳シリーズ)


 

ドラッカー本で挫折した人に

もう「ドラッカーなんて今更」という声が聞こえてきても
おかしくないほど、ブームなのですが、
それももしドラがベストセラーになって、
ビジネスパーソンだけでなく、中、高校生などが
手にするようになったからで、
影響でドラッカーの著作まで幅を広げた人も、
多いはずで、それはAmazonのランキングでも十分証明されてる。
でも本買った人、しっかり読んだのだろうか?
難しくなかったのかな?


それで、この本を読んでみました!

世界一やさしいドラッカーの教科書

世界一やさしいドラッカーの教科書


これ、ドラッカーの著作を読む前に1度目を通すと、
なんとなく理解が深まるような気がします。
ザクッと読めば、2時間もかからないと思われ、
メモを取りながら読んでも3〜4時間程度ではないかな。
それで十分、ドラッカーのマネジメント論の
骨組みのようなものが理解できる。
読み方がわかる。


ドラッカーの本を全部読んだ、とは言えないので、
この本さえ読めば大丈夫、とは言えないけど、
こと『マネジメント』に関しては、この本が入門編かな、と。


で、予備知識を入れた上でしっかり、
マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則 を読む。
マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則
そうすることで、いきなり読み始めるよりも
ハードルがグッと低くなると思います。


この「世界一やさしいドラッカーの教科書」は、そんな本。
著者、浅沼宏和はドラッカーのマネジメントを取り入れた
経営戦略を現場で実践するコンサルティングを行っている人。


本にも記載がありますが、ドラッカーは、
よくあるビジネス書のように回答や、
ノウハウを明快に書いている本ではない、ということ。
文章を読んで、そこから自分の考えをまとめるための、
気づき、思考のきっかけ、あるいは伏線を記してある。


であるなら、読者が今まで培ってきた経験によって、
その読み方、あるいは読み取り方が大きく変わるので、
1度読んだから「終了」とはならないのです。
ポイントだけを知って読むのも、理解が早いのではないか?
遠周りはしなくていいのではないか?
そう思うのです。


最近は、ドラッカー本がずいぶん出ていますが、
世界一やさしい、というタイトルにつられて(騙されて)
読んでみてもいいのでは?
中学生や、高校生が『もしドラ』を読んで、
実際のドラッカー『マネジメント』を購入して、
読もうとしたら、いきなり挫折。
ドラッカーは難しいよ」とその後、本棚の奥に追いやられてしまうのは、
あまりに勿体無い!


少しだけ、時間の遠回りをして、逆に知識として近道するような
そんな使い方をするのにぴったりだと、思うのです。


なので、1度挫折している人には、良いかも知れませんが
既にドラッカーを読みこんでいる人にはお勧めできません。
簡単に書いて有りすぎて「もっと奥深いだろう」と
言いたくなるかも知れないから。
ただ『もしドラ』ブームでドラッカーの『マネジメント』を
買おうかな、と思っている方には、おすすめ。
読み方の注意なども書いてあるし、
その点十分理解して、読み解けるとうになると思います。


世界一やさしいドラッカーの教科書
目次 *****
第1章 なぜドラッカーのマネジメントが仕事に必要なのか
第2章 仕事で成果をあげるための基本ルール
第3章 リーダーシップで成果をあげる鉄則
第4章 経営戦略を実行して最大成果をあげるために必要なこと
第5章 マーケティングイノベーションの実践ルール
第6章 マネジメントの基本を押さえて"未来"を作り出そう


そういえば、まだ『もしドラ』読んでなかったなぁ。
買って持っているのに...。


 

豊橋、お仕事体験イベントで

豊橋市の「こども未来館ココニコ」で、
「みんなで創るスマイルタウン」というイベント開催、
お仕事体験が出来るということで、
愛娘、相方と一緒に出かけてきました。


子供が参加してみて、正直、いろんなことを考えさせられました。
チラシには「「幸せ」のヒントが隠れています。」とあって、
また「お仕事が体験できるよ」と記載もあったので、
僕の中で期待も、相方にも同様に期待が膨らんでいたので、
行ってビックリの結末、正直、残念なイベントでした。


どれだけの方が、それに気づいていたのかわかりません。
大人、いわゆる親も、子供も。


保育士である相方の見方、
金銭教育を生業にしている自分の見方、考え方があるからこそ、
中途半端に「お仕事体験」としてしまっていることに、
疑問を感じてしまったのかも知れません。


企画者側の配慮不足で、子供が主役からはずされている感があって、
子供の気持ちをどこまで汲み取って、企画をしていたのか?
そんなことを大きく見せつけるようなイベントになっていたのです。


目線が子供に近づいていない、ということがそもそもですが、
参加者の中には、入場等のシステム事態に文句を言っている方も多く、
僕は更にその先までも、懸念。


人の流れとかのシステムは修正すれば良いことです、
そんなに難しい話とは思いませんが、
大人に引っ掻き回される子供が、あれではかわいそうです。


おそらく、喜んで帰った方もたくさんいると思います。
「体験を通した遊び」ということであれば、
企画としては、あの入場者数なので、成功だと思います。
ただ「お仕事体験」なので、僕はこだわってしまう。


中途半端な、お金(会場でしか使えない)の発行、
なぜ「夏休み子供まつり」とか、の名前にしなかったんだろう?


金銭教育をメインにしているファイナンシャルプランナー
と言う仕事の重要性を、逆にかみしめてしまったしだいで、
最近の金銭教育のブームや、お仕事体験の真似事で、
かえって子供に負荷をかけることがないような、
イベントのサポートがしっかり出来るように、
なっていたいなぁ、と心に強く刻むことになりました。


今日のイベントは反面教師であり、
自分にとっては大きな気づきをいろんな場所で、
気づかせてくれた重要な、1日だったと思います。
この今日の僕の中に芽生えた強い思いは、
ぜひ実現に向けていきたいなぁ、と思うのです。


豊橋は自分が育った町なので、心から応援です。
もし同じようなイベントが今後もあるようならば、
しっかり今日の反省を生かして良いものにしてほしいなぁ、
なんて思います。
もちろん、コンサルティングの依頼があれば、全面協力です!


豊橋市も、教育委員会も後援しているイベントなので、
そのあたりもしっかり責任あるイベントであってほしいなぁ、と
親としても思うのです。
ついつい、チラシにある以上は後援を気にしてしまいますから。
信用、という面で。


地方の自治体や、組織程度では「金銭教育」はあやかりイベントで、
豊橋に限らず、内容はめちゃくちゃな事が多いのかも知れません。


全国的にサポートできるようになりたいものです。
子供たちの未来のために...。


 

プリンターの選び方

昨日のプリンター故障を受けて、もっか、購入検討は、
再初期段階に戻っています。
そう、そもそもどんなプリンターが1番いいのか?
ということ。


今までは、結構、悩まずに複合機でA4印刷できれば
それで事足りるんじゃないか?と思っていたわけで、
深く考えたことがなかったなぁ、と。


基本、モノを減らしたいと思っている今の僕がいて、
そんな人があえてモノを買うのだから、
ここはしっかり吟味して、最高のものを選びたい。


そう思っているのです。
現在漠然とA3が印刷できるものが欲しい、そこまでは決まってる。
正しく言うと、ほぼ決まっている。
ただ、このサイズのモノを買うと場所を取り、
今までとは違った用途で使い始めることになるから、
それを自分でしっかり見極めて使い切れるのか?
その枚数を本当に必要にしているのか?
ということが、問われる。


枚数が少ないのであれば、外部に注文を出せばいいのだ。
実際の購入価格が、よくある複合機と比べて
どれだけ高価なのか、ということも気にかかる。


価格.comもネット検索もかけて調べてみたけれど、
正直良くわからない以上に、より悩んだ。
人の評価とか、コメントが正反対であったりするからなのだけど、
それはそうだ、使っている人や、メーカー、
または販売店であれば、自分のところで扱っているものは、
☆1つでは困るわけだから、それなりに手を打つだろう。


仕方なし、ここは無駄遣いにならないために、
ショップに繰り出して情報収集しながら、
自分の結論を出すことにしよう!


 

MP600 5010で廃棄する

Canonのプリンターが故障です。
2台が今日同時に、だめになってしまいました。
「5010」のコードが出て、
緑色とオレンジ色の点滅になっています。

Canon PIXUS (ピクサス) MP600


2台のMP600は、ほぼ同時期に購入。
そして、同じ日に、5010です。
ネットで検索すると、
スキャナー部分の故障らしいのですが、
メーカー修理で10000円から、11000円ぐらいとの記述。


どこかのブログで発見したのですが、
このコードが出た時点で、修理内容が把握出来てるから、
修理代金は見積もらなくても、算出出来るのではないかと。


単純に、部品交換して、まるごと変えてしまえば、
この金額、ということになるのでしょう。
細かい確認をする時間を仕事的に短縮化している、
そうとも取ることも出来、企業側としては、
効率を重視した作業システムをしっかり作っている、
と言う意味において、進んでいるのでしょう。


しかし、利用者の心情としては、悲しい。
その手立てがあるのならば、もう少し丁寧な案内があっても、なぁ、と。
ましてや、同じ日に2台が同じ状況になるというのは、
はなはだ落ち込むもので、
普通に「違うメーカーのものを買っていたら、こんなことはなかった」
だろうのに、と思ってしまうのです。


インクカートリッジを共用にしたほうが、
どちらかが足らなくなっても使えるからと、
そう思って共通機種にしたのですが、それが仇でした。
以前も同じことがあった気がして、
最近にコンピューター系の電気機器は、
ある時間(日数)経つと自動的に「故障する」ように
プログラムされているのではないかと、
そんなふうに思ったことが、少なくありません。


普段使いでは、プログラムの事を実感することはないのですが、
勘ぐればいかようにでも想像できてしまうところが、怖く、
はたから見てプログラム部分が見えない、というのは、
リスク管理の部分からも、考えておかなくてはいけないかな、と
最近モノを買うときにも思うようになってしまいました。


そういう意味では、このCanon MP600は最後の購入物。


修理に2台出して2万円使うよりも、1台新しいものを購入します。
2年後の買い替えを頭に入れ、出来るだけ価格の安いものを。
もちろん、本体でなく、ランニングコストの部分の、
インクカートリッジを含めて...。


2年後に壊れる!そう思って、モノを買うのであれば、
壊れたときにショックは受けません。
購入後日付を本体に書きこみ、2年後も記述する。
「寿命予定日」とか、書き込みながら。


そして、またトラブルに合ったときに思うのです。
「オー、寿命よりも長生きした」とか、
「まだ早い、なにか助かる道はあるはずだ!」とか。


そう思っていたら、自分を納得させるには十分なんじゃないのかなぁ。
なんて、今、緑とオレンジが点滅している2台を見て、
思っているのです。