形あるもの 

友人の設計士がデザインした家の見学会の案内が来ていた。
今日は雨、ひょっとしたら見学者はくすない?
お昼時でさらに人出がなさそうな時間に、到着時間を合わせ、
1時間車を走らせた。


結果は、ほぼ当たり。約40分、見学をして会話してこられた。
今は家のデザインも随分、変わって来たなぁ、って思う。
自分で家を建てる計画がない分、今まで無頓着だったのかもしれないけど、
改めて見たり、考えたり、設計士の思いを聞いたりすると、
いい仕事してるなぁ、って思う。


以前「形が残る仕事でうらやましい」と言う話したことがある。
ファイナンシャル?プランニングって、キャッシュフロー表を作ったり、
家計診断してみて書類を作成しても、形は「ファイル」だから、
イメージして実感するのは難しい商品。
これはどれだけの言葉を持ってしても、現物があり生活で使ってる実感があるもの
それには絶対かなわない。


そしたら設計士「形が残るから、失敗出来ないし、後からも...」的な話に。
その時僕は、おそらく「確かに。」の返事をしたと思うけど、
どうなんだろ?
あの頃と今の僕は答えが違うのかな、って、今日帰りの車内で思った。


失敗しないのは当たり前で、後からも関係が継続してるのは、
やっぱりうらやましいんじゃないかと。
それが修繕やクレームであったとしても。
プロフェッショナル、って、そう言うことなんだと思うし、
僕らの仕事の失敗は、即クライアントの夢の実現を遠ざける訳で、
そう言う意味では役割は大きい。
そして見えないものを見えるようにする仕事だから、
その技術も、考え方も、人間性も総合的に必要になる。
新年早々に、出かけたことにはきっと意味合ったんだろうなぁ、って。


ここに会社としては大きなビジネスチャンスがあるんだと思ったし。
それをしっかり考えてみようと思う。
そう、僕たちの仕事はクライアントの夢を実現することなのだから。