銀行に預けるな

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

購入は2ヶ月以上前、読み切ったのは9月1日。
随分時間をかけました。
一応、8月のファイナンシャル・プランナーの勉強会で、
講師をした関係で「サラっ」とは目を通していたのですが...


多くの方が読んでいる本です。
仕事がファイナンシャル・プランナーと言う事もあるし、
やはりベストセラーは、それに値する何かを持っているはずなので、
読まなくては、と言う思いが強かったのです。


だから、時間がかかってしまった。


読んでみて、思います。
こうしてベストセラーを生み出す人が「金融リテラシー」と
言う言葉を使う事で広く知れ渡って行く。
良い事なんだと思います。
F.P.の業界はここ数年、金銭教育がブームのような気がします。
こうして本が出る事で、ある種、
ファイナンシャル・プランナーも淘汰されるんではないでしょうか?
そう、この本に書かれている事しか話出来ないような、
人が「金銭教育」と称して増えてくるでしょうし、
今まで適当にしていた人たちが、一般生活者側サイドで、
「あの本が言ってる事と違う!」と判断するようになるのです。


正直、良い本が出たなぁ、と思います。
お金に対して考える機会を提供した、その業績は大きいのです。
そしてそれはファイナンシャル・プランナーががんばっても、
世間に広げる事は難しいのです。
勝間さんだから、出来たんだろうなぁ、と思います。
F.P.としては悲しい話でもあるんですけどね。
ベストセラー作家が、その中にいないのですから。
* 別ブログ『星野智哉という自業』(shinobi版)から移行してきました