本格的な「自己責任時代」になった

新しい鳩山内閣が出来ました。
この日本国民の期待を背負って、
おそらく大変なんだと、
それも想像以上に大変なんだと思いますが、
ぜひ地球規模で考えても、
日本国民が「良い国に生まれて良かった」
思えるような政治をして欲しいと思います。


それは、今までの自民党がダメだったとか、
出来てなかった、という事ではないのです。
今までは今までのやり方を尽くして、
日本を運営してきたのだと思います。
ただ今回は、国民が「変わる」ことに
望みをかけた、その結果だと思うのです。


投票率が上がった事、これ素直に喜べます。
リスクを取らない日本人がリスクを取りに、
行動をおこしたのですから。
今まで政治に興味のなかった、
あるいはあきらめムードで、見て見ぬ振りしていた人が、
行動をしたのですから、すごい事です。


国が守ってくれる、という意識から、
自分たちで何かしなくてはいけない!
と思う人が、だんだん気づいて、多くなったのでは?
と、思わざるを得ないんです。


竹中平蔵さんが、何かの本だったかで、
「日本人には選ぶ自由がある」
言ってたような気がします(自信なくすみません)。
当たり前に考えている日本国民ですが、
外国ではそれも許されない国が、
まだあったりするらしいのです。
小泉政権時代「自己責任」という言葉が、
流行りましたが、ホントの意味でその時代になった、
という実感をボクはしています。
責任を取るというのは、良くも悪くも取る、という事です。


ファイナンシャル・プランナーとして相談対応すると、
まだ時々、言われる事があります。
「それで、どの保険がいいの?」
「どの商品が増える(儲かる)の?」
もちろん、どちらの答えも「わかりません」です。
自分で学んで決めようとしていないんです。
勧められたものをとりあえず買う、凹んだら文句を言う。
自分は何の責任取らず、利益だけ求める。
残念な事ですが、なくならないのです、未だに。


この選挙で、政権交代で、
自分の事は自分で守る、という当たり前な事を、
日本人が身につけてくれたらいいなぁ、と思います。
なかなかつらいことですが、
自分で選んで出来上がった人生ですから、
それもひとつの生き方です。
自分で責任を取れるという事は、他人を責めないで済む、
という効果がある事、忘れてはいけませんね。