偽物語(上)

ボクには妹がいます。
でもなぁ、高校時代も、こんな阿良々木暦みたいなこと、
なかったなぁ、と思うんです。
世の中の家族が、全部こんなだったら怖いけど、
どこか、こんな兄弟に憧れたりしたりもします。


偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)


設定が極端だから、こんな風になるんだろうけど、
でもこの中で言ってる事は、大なり小なり、
現実の生活の中で繰り広げられる、
兄弟の日常の一コマでもあるのかなぁ、って。


今でこそ、いい歳、大人だとは思ってはいるけど、
兄弟どこかで子供扱いしてる部分って、あるよねぇ。


ボクなんか、それこそ去年の忘年会、
終電に乗り遅れて深夜に妹の家に転がり込んだし。
夫も子供もいる家に、酔っぱらって、寝にいくんだから、
十分バカなお兄ちゃんだって、思うし、
でも、妹だからこれができるんだろうなぁ、とも。


そんな風に感じながら、読んでると、
ここまでひどい喧嘩はしないけど、
遊びの延長でいろいろやってるかなぁ、とかね。


今は「ほぼ日手帳」が共通項だったりする。
月一度の実家に帰った時に、よくこの手帳の話になるし...


この、おそらく上下巻は、そういう具合に「兄妹」の関係を、
再確認させてくれるんだろうなぁ、って、思う。
一人っ子ではないボクが、どう考えるのか?
って言う、結構大きなテーマになってる気がする、ボクとしては。