濡れたズボンでも...

今日は姫のスイミングスクールの日。
バカな親なボクは、お迎え係として、火曜日に残業はない。
そして2ヶ月で1回の着衣泳の日。


スクールの終わり間際に相方から、電話。
「帰りに来てくる服、持っていってないみたい」
ほっつほー、2階ガラス越しのボク。
ジャグジーをあがってもボクを気にしない彼女。


いる、という安心感があるのか、2階に目を向ける事がない。
どうにも、伝えようがない、気づいてるんだろうか?
知ってれば、その事が気にかかって、
集中出来ないだろう姫の事だから、おそらく気づいてない。


10分後、女子ロッカーから、出て来た。
濡れたズボンをはいて。


「姫、やるじゃない、かっこいい!」がボクの第一声。
考えて結論出したんだろうなぁ、と思う。
ロッカーで泣いていたらどうしようとか、
さすがに1年生、そこまでは思わなかったけど、
出てこられないかもしれない、と思っていたから...


たいしたものである。
気づいて、ズボンをしぼり直して、履いている。
でも、元々びしょびしょ状態で子どものしぼり方では、
したたるまでもいかなくても、十分濡れてる。


「よく考えてはいて出て来たね」と満面の笑みでボクはいい、
車でズボンをぬいで、毛布にくるまっていけばいいよ、って。


ほっ!とした姫の安堵の顔が、かわいい。
ロッカー出る時の不安が晴れていくのを感じたんだろうなぁ。
こんな小さな事件にも子どもの成長を感じる。
パパで良かった。