六本木ヒルズ 

お上りさん、である。
一昨日から東京入りして、今日が最終日。
ヒルズ観光。六本木と表参道と。
表参道は、やはり建造物に圧倒される。
今回は設計士がガイドになっているから、
そんな意味合いもあって、楽しめた。
僕はショッピングを趣味としていないから。
建物周辺を、とにかく歩き回ってしまったのだね。
メンバー7人いたけど、歩き回るのは僕ぐらい。
自由行動だからこその自由時間だ。
書くと、長くなる。今日のテーマは、六本木ヒルズなのだ。


実は始まりは昨日の夕食から。
少しかけた月を東京タワーと一緒に見ながら、
少し肌寒く感じる空気とともに、食事する。
インドネシア料理は、その辛さが心地よい。
ビールもうまい。話も楽しい。
こんなにゆったりと話した事、あったかな?
このメンバーはいつもは勉強会で会うだけだから、
気心が知れてるとは言えないのに、
みんな大人だね、普通に楽しいのだ。
笑顔も、話題も、次々に出てくるのだから。
予定の時間を1時間遅れて着いたので、
その店は1時間で終わり、次は「どうする?」って事になる。


52階に昇った。
みんなで音楽と、アルコールで、夜景を見る事にした。
まばゆい宝石箱のようだった。
そんな表現は使い尽くされているのに、妙に気持ちよかった。
アルコールのせいではなく、ムードでもなく、
冷静に夜景のチカラを久しぶりに感じた。
その時にも言った事なんだけど、
「夜景を見て、何を思いますか?」って。
僕は、夜景を見るたびに思う事があって、今回は
それが視界に入る全てになってしまう事件だったので、
ハイになってしまったんだと思う。
傍目にはクールを装っていても、ダメなんだね。
東京の人は「凄いな」って思った。
いつもこの様子が見られるのだから。
ただね、僕は田舎者だから、この良さがしっかりわかる。
そう思いながら見ていた。ありがたかったんだと思う。


今日はね、これまた天気も最高で楽しかった。
朝1番にみんなでヒルズツアーに参加して、
僕が久しぶりに目覚めた気がしたのだ。
最近、仕事しすぎていたから、見解や視野や感じ方が狭くなってた。
「集中」って中に集まる訳だから、
大きなものの見方を忘れたり、失ったりしてしまうよね。
だから、ものすごくよかった。
ヒルズツアーは高い所には昇らない。ほぼ平面。
だから余計に心を開いたんだと思う。
目線が、同じと言う事は生活空間を見てる事になる。
夢物語的に俯瞰しないで現実を感じ取る、ということなのだ。
30分のツアーで概略を知り、自由時間は、それをたどる。
前に来た時は、何がなんだかわからずに、すぐに帰った。
でも今回は1日じゃ足らない、と思った。
何が違うんだろう?
そう、僕自身が変わった、と言う事なんだと思う。
だから1時間半の自由時間は、ヒルズ内を歩き回った。
「好奇心」をまた、手に入れる事が出来たんだと思う。
忘れてたんだね、最近。
もしくは、見ないように目をつむっていた。
でもね「開いて良いよ」って、周りの空気が囁いたんだと思う。
お昼は中華料理食べて、それぞれの自由時間の使い方聞いた。
みんな良い時間の過ごし方していた。
嬉しくて、ちょっと笑った。