吉良ワイキキビーチで

ワイキキビーチ

ボクの左太ももに、
大判焼きサイズの痣、が。
自転車で転びました。
正しく言えば、
急ブレーキをかけて、
倒れた自分の自転車の上に落ちました。


姫の自転車練習に家族で出かけて、
気持ちよく走った後、帰り際の一瞬の出来事でした。
吉良ワイキキビーチ、というローカルな海辺、
自動車が入れないし、横は海、
気分よく練習が出来るかな、との思いだったのですが。


姫、ボク、相方の順で走っていたのですが、
もうすぐ車に戻る、というところで、
姫が急停車。


久しぶりに乗ったMTBのフロントフォークの異常で、
ブレーキをかけないように走っていたボクに、
不意の事件です、急ブレーキ!


相方は後ろから見ていて、
「転ぶ時にあんなに考えながら転ぶ人初めて見た」
と、褒め言葉とも言えない感動の言葉。
「私なら、まちがいなく姫に衝突してた」と続けます。
そう、彼女に突っ込まないように、自ら過激な自爆です。
こんな時は、何十万もする自転車も、ただの二輪車
バランスを崩すんです。


急に止まった彼女は、ボクが派手に転んだのよ横目に、
自転車を車道に引き出そうとしてます。
当然痛がってる場合じゃありません。
「なぜ、この状況で車道に自転車ごと引っ張ってるの?」
の状態で起き上がって、静止します。


「だって、前から犬が来るもん」
顔を上げれば、50メートル先に、確かに、
夫婦に連れられた、コードのついたミニチュアダックスらしき...
犬が小さくて探さないと、どこにいるのかわからない程でした。
「あれ、かぁ」
「大丈夫だから、犬より車の方が、危ないんだから」
「とにかく車道にいきなりでてはダメだから...」
と、話してる間に、夫婦はさらりと歩き去りました。


急ブレーキの危なさと、車道に出る危険は伝えたつもりです。
でもボクの身体の痛みは、伝えることが出来ずに、
この場は、終わってしまいました。
彼女もこんな転び方したことないし、ボクも初めて。
相方も、同様です。
しきりに「すごいね、すごいね」と繰り返しますが、
せめて「痛くなかった?」とか「ケガない?」って
言って欲しかったなぁ。