さよならRADIO-i

本日24時、FM局が1つ、閉局する。
今日の僕は、正直言って、仕事にならない。
17時間、出来るだけ聞き続けるのだろう。


ずっと音楽が好きで、大学生時代は、
レコード店(ちょうどCDへ移行する時代)でバイトして、
音楽とは、聞くという立場ではあったけど、
離れないでいる自分がずっといる。


RADIO-i は、今年10周年。


そんな話が年始にあって、この9月に終了。
10年前は僕が脱サラして、働き始めた頃に重なる。


いきなり仕事を辞めて、違う業種に就いて、
当然のように仕事なんてない時代。
毎日、事務所でラジオを聞きながら、
試行錯誤していた時代に、始まり、聞き続けていた局。


だから、思い入れが深いのだ。
悲しいくらい、泣けてくるのだ。
涙が止まらないのだ。


同士、のように感じていた。


ラジオの向こう側では、そんなこと知る由もないだろうけど、
僕は番組がどんどん変化しようが、
ij(アイジェー:パーソナリティー)が
変わることがあったとしても、ラジオ局の方向性が好きだった。
ずっといっしょに育って来た、そう思っていた。
だから聞いていた。


自分で会社を始めて5年。
営業で車を走らせる時はもちろん、聞いていたし、
社内業務のある日には、軽くBGMとして、流していた。
そんな RADIO-i


実は、決めたことがある。


明日からの自分のこと。
社内のBGMは、しばらく中止すること。


音楽が好きならば、他の局を聞けば?
そんな風な声も聞こえるかも知れないけど、
今、冷静に考えれば音楽を流してくれる、
発信側の心も実は空気に乗っていたんだなぁ、と感じる。
だから、その空気感を大切に持ち続けたい。
結論はラジオは聞かない。


今日の1時間ごとの ij の変更は、
今泣いている自分にパワーをくれています。
それは「発信者としての想い」を伝えてくれているから。


自分の仕事は「幸せの道あんない」をする仕事と自負してます。
そしてそれは、何かを発することで、広がりをもって、
もっと大きくならなければいけないことだと思っています。


人間性、最近では「人間力」と言うのかもしれません。
今の自分に、備わっているのかどうか、正直わかりません。
でも伝える努力をしなくては、いけないということを、
それぞれの方々のコメントに実感として、しびれているのです。


RADIO-i の閉局は、よくある言葉で言えば、
新しいスタートを意味します。


で、あるなら、自分にとってのスタートを意味するものは?


「ラジオなんて聞いてないで、ちょっと飛んで見ろよ!
 疲れた時には、戻る場所なんて、どこにでもあるんだから。」


そう、この最終回は伝えている気がするのです。
さよなら、RADIO-i。ありがとう、今まで。