オタキングex会社説明会

台風の影響で雨、そんな情報もあって、
正直出かけようか悩んだのだけど、
ここは最初の気持ちを大切にしようと、
傘を持って家を出る。
名古屋、そこはもう雨の降ってない世界。
何かを予感させる。


本当は、修理中の時計を回収して、
向かうはずだったのだけど、なんと定休日。
仕方なく、近くの自転車店に向かう。
これも久しく顔を出していないので、
少し後ろめたい気持ちがあったのだが...


開場時間の5分前に到着。
僕にとっては初めて生で岡田斗司夫さんを見る機会。
会うことの緊張感が走る。


正直ずっと岡田さんを追いかけていたわけでもなし、
オタクと呼ばれるほど、マンガもアニメの詳しくない。
ダイエットもしてなければ、
著書を読んだことも、ない。
でも、このオタキングexの会社にはとても興味があって、
ツイッターで見かけて以来、ずっとフォローしている。


そう言う意味では、僕は明らかに岡田斗司夫ファンではない。
でもこの半年ぐらい、Youtubeの映像などを
見ていたから、遠い存在の人という感じもなく、
最近知ったという感じもなくなのである。


だから、開場とともに1000円を払い、
2700円で本を買い、前の方に席を取る。
2列目、目の前にいる。
ここまでは、普通にミーハーなのである。


サインをする時間が設けてある。
始まるまでの30分が、最初のそれ。
僕も当然、並ぶ。3人目だったかな、
興奮状態だったのかもしれない。


岡田さんに「初めてなんですが...」なんて話しかける。
気軽に返事をしてくれる声がやさしい。
そう、そうなんだよなぁ、Youtubeと同じ。

その後は、ずっとサイン待ちの列が長くなる。
僕はこの時間が極端に短かったひとりなのだと、
実感しながら購入した『遺言』のページをめくっていた。


話が始まった。


ぐっと吸い寄せられていく。
話術って、こういうものなんだろうなぁ、と思う。
でも、これ単純に会社説明会なのだけど...
まぁ「会社」といっても会社に非ずな所はあるけど、
でも名目は会社説明会で話してる内容も、
会社の説明、そのまんまのことなのだ。


でも面白い、楽しい。
1時間の説明の後の休憩時間、岡田さんのコメント。
「リアクションがわからず不安だ」だった。


人は他人が見るよりいろんな事を思って、考えている。
自分が話しているときも同じことはやっぱり多い。
スピーカーとして話す人は、たとえそれがプロでも、
緊張感があるんだなぁ、と思ったし、
その緊張感をずっと持ったままでいられるから、
より良いものを意識する気持ちを維持出来るんだろう、
とも感じるものがあった。


内容はまた別の機会にするとして、
説明上手、のチカラ、おそるべし。
そして、説明してるときとはまるで違う、
普段の生活でもキャラの大切さ、ギャップがあっていい感じを
思い知らされた印象が強く残った、
人生初の有料の会社説明会だった。(微笑


遺言

遺言

この本にサイン、読むのが楽しみ。