何もない所からの童話の書き方

最近、思う所があって、図書館で借りてみました。
あんまりきれいな話ではないのですが、
おなかが痛かったので、トイレに持ち込んで、
読み始め、30分ほどで、なんとなく、読み切った感じです。


例によって【3ワード読書法】で、
まとめてみようと思ったのですが、
残念ながら、タイトルから想像される「実践向き」実用書
という感じをボクは得ることが出来なかったので、
内容の感想を、普通にお伝えします。


角川学芸ブックス 童話を書きたい人のための本

角川学芸ブックス 童話を書きたい人のための本


結論、この本を読んで、童話は書けると思います。


今何も書きたい主題を持ってないけど、
「とりあえず書いてみたい!」と思っている人向きなのかな、と。
そう、題材にすべきことが、例として複数示してあります。


そして、男性向きではない、ようです。


女性が童話を書く、というのは決まり事ではないと思いますが、
この本に登場する2人の作家さんも共に女性で、
それ故に、女性にあてた本であるのかなぁ、と感じました。
第1章の「私が童話を書く理由」などは、まさに、
女性としての日常生活からの視点につながる布石かと。


なので、ボクは男性で、ピンと来なかったのかもしれません。
ビジネス書もかなり読んでいるので、実践の実装を期待していて、
その意味では、HOW TO よりも中身はエッセイ、なのかな?
なんて言う印象です。


そう、あと著者の年齢が高いので、現代の若い方女性には、
差異を感じることがあるかもしれません。
それは生きている時代の違いによるものだとは思えるのですが、
そう言う意味では、自分自身の視点を増やす意味で、
著者の思いを受け止めるように読んでみると、
その年代の方々の「童話」に対する心根を
感じることが出来る、と思っています。


ボクも、そのつもりで借りた1冊だったので、
良い勉強をさせていただいたと思っています。


一度は童話を書いてみたいと思っている女性には、
ピンポイントでお勧めです。
但し、賞を取れるとか、出版出来る、などというのは、別の時限。
自分や家族で楽しむ「童話」の書き方のレクチャーです。